インターネット回線の種類
固定回線とモバイル回線
パソコンをインターネットに接続するためには、インターネット回線の契約が必要になります。インターネットへの接続サービスを提供する企業はたくさんありますが、回線の種類は大きく分けて、
- 固定回線
- モバイル回線
の2つです。
固定回線は、電話線や光ファイバーの回線など、固定して使用する回線のことです。
モバイル回線は、携帯電話と同じように電波を使用してインターネットに接続する回線です。
どちらを選べばよいのか?まずは自分の用途を確認してみましょう。
固定回線が向いている用途
- 家族と同居していて、複数人がネットに接続する
- オンラインゲームをするため、安定した回線速度が必要
- 音楽配信や動画配信サービスなどを利用する
- 固定電話番号が必要
モバイル回線が向いている用途
- 独り暮らしで、一人でネットに接続する
- 引っ越しの予定がある
- 自宅以外の外出先でもネット接続を頻繁に行う
- 固定電話番号は不要
一般的にモバイル回線を選ぶ場合は、「外出先でも使用する」「頻繁に移動する」「引っ越しの予定がある」「家に光回線を引いてこれない」など、モバイル回線でなければならない理由があることがほとんどです。
主な用途が自宅での使用であれば、固定回線が選ばれることが多いです。現在では特に光回線が一番最初に検討する選択肢になります。
固定回線を利用したインターネット接続サービス
光回線(光ファイバー)
固定回線を利用したインターネット接続サービスで、現在一番普及しているのは、光ファイバーを使用した、光回線と呼ばれるものです。他のインターネット回線よりも通信速度が速く、ほとんどのサービスが定額制のため料金を気にせずに使用できます。
また、ほとんどの光回線サービスで、ひかり電話や〇〇光電話などの名称で、固定電話番号を使用できる電話サービスが提供されています。2つ番号を使用したり、迷惑電話拒否や転送電話などの付加機能も充実しています。
一般的な通信速度:1Gbps~
ADSL回線
光回線(光ファイバー)が普及する前まで主流だったインターネット回線です。NTT東日本・NTT西日本ともに光回線提供エリア内では、新規の申し込み受付を終了しています。また、既存契約も2023年1月31日まででサービス提供を終了されます。
通信速度:1~50Mbps
■サービス提供終了に関するご案内
https://flets.com/adsl/
2023年1月31日(火)をもって「フレッツ光」の提供エリアにおいて、「フレッツ・ADSL」のサービス提供を終了いたします。
その他の固定回線
ISDN回線
ISDN回線もサービス終了が決定しています。ADSLが登場するまで活躍した回線です。インターネットの他にも、電話番号が二つ使用できるので、通話用とFAX用などを分けて事業用途などに細々と使用されていました。
通信速度:64~128kbps
■新規申し込み受付終了に関するご案内
2018年11月30日(金)をもって「フレッツ光」の提供エリアにおいて、「フレッツ・ISDN」の新規申し込み受付を終了いたしました。
https://flets.com/isdn/s_outline.html
ただし、2018年12月1日(土)以降に「フレッツ光」を提供するエリアにおいては、提供開始年度の翌年度まで新規申し込みを受付いたします。
電話回線(ダイアルアップ接続)
今ではほとんど見ることのない、電話回線を使用したインターネット接続方法がダイアルアップ接続です。2000年(平成12年)前後までは、インターネット接続と言えばダイアルアップ接続でしたが、その後、より安定して高速な通信が出来る、ISDNやADSLに置き換わっていきました。現在販売されているパソコンにはほとんどの場合、接続用の端子は付いていません。WindowsMe,XP時代のパソコンにはLANポートと共に搭載されていることが多いと思います。
通信速度:最高56kbps
モバイル回線を利用したインターネット接続サービス
固定回線には回線種類が色々ありましたが、モバイル回線は携帯電話と同じ電波を使用しています。モバイルWi-Fiなどとも呼ばれます。
今普及しているモバイル回線だと通信速度は光回線に及びませんが、2020年にサービスが開始された”5G(第5世代移動通信システム)”が普及すれば、光回線と同等かそれ以上の速度が期待出来ると言われています。が、今までがそうだったように、日本中に5G対応のアンテナが張り巡らされるまでには、時間が掛かりますので恩恵を受けられるのは、しばらくの間は都市部に限れらそうです。
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